GPS

2016/02/02

GPSクロック 10MHzが出た

教えていただいた、クロックドライバーとフィルターを組んでみた。
GPSからのクロックを10MHzに設定してオシロで見てみると、波形がいくつも重なって、ゆらぎがあるようにも見える。
しかしこれはジッタと言うより、波形のデューティーが変化するのか、オシロで見ているとトリガー点が異なることにより、波形の重なりが見えるのではないだろうか。
LCフィルターを介することで、綺麗な波形になる。このクロック波形からは想像できないほど、綺麗だ。


Dscf0786

Dscf0789
お決まりのカウンターの写真。カウンターの基準クロックは内蔵のもので電源を入れたから30分ほど経過している。表示の周波数がどんどん上がっていく。(といっても1Hzぐらい)
内蔵のクロックが8Hzほどずれていることになる。
短時間では10mHzの単位がふらついている。この辺りが、GPSクロックのゆらぎかもしれない。十分に高精度だ(私にとっては)

Gps_clk
こんな室内のアンテナでも、沢山の衛星を捉えることができる。
衛星さえ見えていれば、コールドスタートでも安定した10MHzが得られる。繰り返しだが、私には十分な精度だ。

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もう一つ、いただきもののGPS-DO。携帯電話の基地局の基準クロック用だという。
本人によると、基地局用では十分な安定度だが、それでもゆらぎが気になる品だという。
上のGPSの10MHzの信号をフィルターに掛けたものと比較すると、こちらの方は10mHz台の値がちらつくが安定度が上であることがわかる。
周波数カウンターの内蔵のクロックで見ていると、こちらのドリフトの方が大きい。こちらは、電源を入れて十分に安定していない条件ではあるが、100mHz台がゆっくり動いていることがわかる。寒い部屋にエアコンを入れて温度変化がガンガンある環境でのことだ。
なるほど、高精度病の「フチ」を見た気がする。
Dscf0795

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2016/01/11

GPSクロック

年末年始は何かと行事が多くて、電子工作も捗らない。今の仕掛中は、7MHzのCW TRXだが、CPUなどのコントロール基板のCAD描きがやっと終わったところだ。基板に焼き付け、エッチング、組み立て、調整・・・・とやることが多い。

この連休も新年会を連チャンでこなし、今日の午前中の空き時間で、KiCADを使っていた。このくらいだとパターンを引いていても楽しい。標準のフットプリントで間に合う。複雑なものは、フットプリント作成や前準備が大変だ。パターンを引き回すまでに一苦労だ。

Gps_clk2

これは、QRPクラブで見せていただいた、GPSからダイレクトに10MHzの標準クロックを得る回路だ。こんな簡単なもので、かなりの精度が得られるらしい。これで普通に使うには十分ではないかと思う。このように評価済みの回路があると嬉しい。高精度クロックは評価が大変だからだ。良い悪いを見極める目(測定器とノウハウ)が必要だから、基板は簡単だが、詰まっているのもは大きい。

原典は「QRPな自作の日記」(岩永さんのサイト)。力作だ。この中の「(10)NEO-6M 10MHz」を作ってみようと思う。

今人気?のGPSモジュールはこれだ。
Dscf0720

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