402MHz PLL Local OSC (MB1501) 2
400MHz帯の増幅器は難しい。トランジスターでアンプを組んでみたが、精々6dBぐらいしか増幅しない。適当にバイアスを掛けて、コレクター側にタンクコイルを付けて、適当にタップを設ける。これでは中々うまくいかない。
ということで、出来合いの物に頼ることにした。チップはuPC2709でサイズが米粒ほどの大きさで、チョークコイルをつけて、5Vでも+10dBm程も取ることができる。
サイズが小さいので、苦手だがパターンを起こすことにした。データブックにあるような薄手のポリイミド基板は手にはいらないので、CEM3(コンポジット材)の両面基板を使った。誘電率は不明だが、50オームを幅2.5mmと想定してパターンを書いてみた。
上の基板は、失敗した1石のアンプ。予備の基板もエッチングしておいた。
0~2GHzまでの特性だ。400MHzでは23dBのゲインを得る。データシート通りのゲインだ。1GHz以上はちょっと怪しい。ここを使うならばもう少し詰める必要があろう。
また、入力をオープンにすると発振する。入力が安定でないならば3dBぐらいのPADを入れる必要がある。
しかし、簡単にゲインが得られるのは助かる。
PLLの出力をDBMに入れられる程度までアンプして、やってみようと思う。
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