TS-950SDXを復活させる
新年最初の事始めの記録を残しておく。
暮れから風邪をひいてしまいすっきりしない。熱は出なかったものの、咳→のど→鼻水、とフルコースをやって、やっと普通に近くなった。鼻がきかないと酒がうまくないのには困った。まあ、毎日飲んではいたのだけど。
昨日の休み最終日にはSSBもやったよ。声が引きつっていたのだけど・・・・。
ー・・・ー
30年ほど前に、展示品の新品を安く?手に入れた。それから、色々あったのだが、何年か前にケンウッドでオーバーホールしてもらった。2nd PLLのトリマーコンデンサーの摺動部が接触不良とのこと。使っていると段々送信レベルが落ちてくる。自分でも突っついて見たがよくわからなかったので、修理をお願いした。原因はこれだという。一応、動作しているので探しにくい。その後、2か月ぐらいかけて様子を見てもらったので、多分不具合は出尽くしているのではないかと思う。
ということで、使える状態ではあるが、何せ、重い。取り扱いが不便なので使われない状態が続く。ちょっと思うところもあって、こんな古い機械を持ち出して見た。数年前にCATのインタフェース、DATA通信用のアナログインタフェースを作ってあった。ただ、CATがうまく制御できないようになっていたので、今回はオシロで波形を眺めたり突っついていた。USB IFをCH340からCP2101に変えたりとやって見ても上手くいかない。どうも、インバーターの74HCU04を74HC04に替えたらうまく動くようになった(気がする)。アンバッファータイプだとドライブしきれないのか??。波形を見る限りは、うまくドライブできているようには見えるのだが・・・・。
お決まりの、USBアイソレーターとコアは巻いている。無くてもほぼほぼ大丈夫だが、おかしい?時があったような気がしたので、お呪いで入れてある。
①TS-950SDXのIF(中間周波)出力からSDRにつないでみる
RSP1Aをつなぐつもりだ。先ずは、FTdx-10をつないでみると、受信できる。8.830MHzにすると、常に受信周波数がココに変換されてくる。ただ、逆変換になるようで、LSBを聞くためには受信機をUSBにする必要がある。
ここはもう少し追及してみたい。現用機としてはウォータフォールやCWスキマ―が欲しいところ。
②CATコントロール
一応動いた。メインダイヤルの周波数データの転送は、ダイヤルを回し終わると送信される。追従が遅いようにも感じるが実用上は問題ない。PCからの制御は違和感はない。
CtestWin、WSJT-Xで問題なく動いた。
③データ音声入力
以前作ったトランスで直流をアイソレーションした物で問題なく動作する。正確にはモニターしていないが、送信に100Hzにハム等が乗らないか気になるところ。時々、こういった電波を見かけるので。あとは、送信レベル。ALCを少し降らす程度でよいはず。
リニアにもつないだが、問題は無いように思う。入力レベルは、裏面のデータ入力端子だが、フロントのマイクゲインのツマミを回して調整をする。
ー・・・ー
一通り動くようになったので、ランニングテスト。
FT8を少しと、NYPをやっていたので、こちらで試して見た。CWでガッツリ。7MHz帯だが、受信が素直に聞こえていいなぁ、と感じる。250Hzのフィルターもあるが、500Hzのフィルターでほぼことが足りた。受信がいいように思う。
最後はSSB。意を決して?、日曜日に出てみた。ヘッドセットも回り込みも大丈夫の様。マイクゲインが足りないので、フロントにマイクアンプを入れてある。もっとゲインが少なくてもいい感じ。このヘッドセットのマイクは低域が出ないし、風邪の治りかけで、声がちょっとハスキー。まあ、何とか大丈夫そうな印象は得た。あと、いつものYAESU機だと、私の声に合わせづらいのか、ずれて呼んでくる局が多いのだが、今回はそれがない。ハスキーボイスのせいか、この機械だと合わせやすいのか、これがいつものSSBとは違った。
古いRIGで使いにくいところもあるが、RIGとしてのポテンシャルは高いものがある。古い機械だが、少し使って見ようと思っている。
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