2024/10/27
2024/10/17
電源ケーブル
前から気になっていた。
ACAGでの出来事。IC-9700のCWでRunしているとフルパワーの50Wが出ていなくて、出力が90-80%ぐらいを指示していることに気がついた。
発電機を持っていないので、車の室内は全てDC12V系で動作するようにしてある。この12V系はバッテリー直結なので、負荷によって電圧は変動する。エネルギー補給の意味もあって、コンテスト中は車のエンジンはかけっぱなしだ。この状態だと、少なくとも12Vの後半の電圧が得られる。(通常は13V台)
電源電圧が下がると出力が出ないことは認識している。ただ、エンジンをかけていれば問題はないはずだ。おかしい!。電源周りの接続を確認すると、各コネクター類、電源ケーブルのヒューズは発熱は無いようだ。Rigの電源コネクターが若干熱を持っている気がした。ただ、触れないほどではない。
以前、固定局で使っている電源ケーブルの中間ヒューズフォルダーが溶けたことがあった。YAESU製か、ICOM製か忘れたが、メーカー純正の物だ。ネットとかによると、この事象は良くあるみたいで、その後、ヒューズフォルダーの物が変更されている。(今回は改善されたヒューズフォルダーがついている)これになって、少しはマシになったみたいだ。
IC-9700は効率がいいので、最大でも15A程度。HFの固定機は20A以上流れる。このヒューズフォルダー(30Aのヒューズが入っている)でも心もとないが、Rig端のコネクターも挿入圧が弱くて、さらに心もとない。今回もこれを接続しなおして、事象が改善した。もう少し、しっかりとした、コネクターに交換したいところだ。
固定局では、安定化電源の電圧を規格内で少し高めに設定している。Rig側の電圧計で見ていると。送信すると電圧ドロップがあるからだ。
移動局だと、この技が使えない。以前、DC12V入力の13.8V出力のインバーターを導入したことがあった。これだと、電源電圧に余裕が生まれていい。ただ、50MHzにインバータのノイズが乗ったので諦めた。簡単なフィルターは入れてある。もう少し、突き詰めれば何とかなったかもしれないが、それ以来チャレンジしていない。
前置きが長くなったが、少しでも電源ドロップを改善しようと、以下の2点を対応した。
①ケーブルの余長を最低限に切る詰める。
②マイナス側のヒューズを削除。
この②がなぜ入っているのか理解できない。メーカー製のケーブルには必ず入っているので意味があるのであろうが、理解が出来ない。理由がおわかりの方は教えてほしい。
マイナス側にヒューズが入っていると、負荷変動により電圧が生じる。複数のRigを使っていて、このRig同士がPCやアンテナ系でマイナス側が共通になっている。マイナス側のヒューズ間で発生した電圧により、PC等を経由して電流が流れ込む。これは良くない。最悪、機器を壊すし誤動作のもとになる。以前から気になっていたのだが、今回の事象があって、削除することにした。
①はもったいない、という性格的な理由で短くできなかった。20A近くも流れるルートなので、長いのは良くない。思い切って、切り詰めた。
さて、効果のほどは、どうかな?Rig側のコネクターの対処は行っていないので、事象は再発するかもしれない。とりあえず、これで、試して見たい。
【対応前のケーブル】
【対応後のケーブル】
2024/10/14
2024 全市全郡コンテスト
なんだろう、割と力まず淡々と参加することにした。天候にも恵まれ、雨粒一つ降らないし、風に吹かれることもなかった。
ー・・・ー
結果を記しておこう。
最初は全然その気がなかったのだが、いつしか今までになく、シリアスコンテストになってしまった。こんなに、一生懸命にコンテストに参加したことはない。
今回は寝ないで24時間頑張ったよ。出だしの貯金も使い果たすことなく、最後まで持ちこたえたw。
目標スコアは設定していなかったんだけど、1分あたり1局、24時間=1440分、このくらいできるといいなぁ、と漠然と思っていた。
インパクトがあったのは前夜祭、JHU、JQFとラグチューしたとき。みんな何か目標を持って参加してる。そして、そのアプローチも全く違う。そしてこれを聞いて、何とか昨年の自分を越えたいと思う。
まあ今回は、自分の昨年は超えることが出来た。昨年は万全を尽くしたと思ったが、参加中に急に眠くなりガッツリ寝てしまった。今回の参加前は漠然と24時間参戦できればいい、ぐらいの気持ちで臨んだ。
今回は出だしだけ、事前に決めてあった。昨年と同じ50MSSBだが枯渇したらすぐにバンドチェンジしよう、とそれだけを決めた。出だしの50Mもあまりパッとしなかったが30分は持った。その間、430で空いているチャンネルがないか探した。バンドスコープは役に立つ。しばらく見ていると、432.98Mが空いている。ここに移ることが出来てスムースに局を稼ぐことが出来た。今回はこれがうまくいった。
ー・・・ー
アンテナシステムはいつもと同じ。この場所だと配置も決まってしまうので、設置を考える必要もない。写真はいつもと違う日暮れ直後のアンテナ全景。
いつもの角度からの写真。調整を要したのは28Mのダイポール。少し上に共振点があったので、3cmづつ伸ばした。これで、OK。
ALLJAからの変化点は、ダイポール系の全てにソータバランを入れた。これは、SSBへの回り込みを抑える目的。これは上手くいった。1.8M、3.5/7Mが回り込み気味だったが皆無になった。
14/21/28Mのダイポールがおかしい。PTT制御に回り込む。送信中、送受をバタバタと繰り返す。手動のPTTを押せばおさまる。これは、SO2R制御のHCMOSのロジックICに回り込んでいそう。現地で全ての入力ピンにパスコンを入れるのは出来ない。対処療法だが、このアンテナの同軸ケーブルにコアを巻いて凌ぐ。2個も入れたが完全には収まらない。我慢できる程度になったのでここまで。このアンテナだけ回り込むのは解せない。同軸の長さがちょうど共振してしまっているのだろうか。SO2Rインタフェースのこの弱点は気にはなっていたので、対策をしておこう。今回のトラブルは、これだけ。結局、半田ごてを持ち出す羽目にはなったが、まずまずの出来、と思う。
1200Mはいつものスタックだけ。コリニアアレーとその切替SWは省略。2400MはいつものトランスバーターにIC705。バンドスコープは凄い威力がある。まあ、そんなに出来るはずもなく、無くてもいい設備。出番が少ないから、とりあえず持ってきた、ってとこ。
シャック内の様子。変わり映えがしない。Zlogを使う予定であったが、SO2Rの設定方法が理解出来ず断念。個別にはちゃんと制御は出来ている。どうも自分の理解が足りていないよう。宿題だ。どこかで踏み越えないと前に進まない。
前夜祭の様子。といっても、日が暮れる前から始めたので、ALもすぐに枯渇。まあ、始まるまでゴロゴロ昼寝(夜寝?)
前夜祭は、いつものように超酔っぱらいのJHU、酔っぱらいとうまく付き合えるJQF、そして酔いも覚めた私の3人。それぞれの考えの違いなど、刺激をいただいた。この会話は多くの人が聞いていたに違いない。その筋?の人には面白かったと思うw。
ー・・・ー
出だしは50MSSB。そこそこしか呼ばれないが、30分は持った。まあまあだ。その間、430MFMに移動すべく、空きチャンネルを探る。しばらくすると、432.98が空いていた。ラッキー!。ここで、それなりに局数を稼ぐことできた。今年はスタートダッシュに成功した。この貯金はありがたい。
その後もペースを落とさないように丁寧に丁寧に。3.5Mと1.8Mは日曜の夜に取っておきたいところだが、そんなことを言ってられない。ペースを維持することに集中する。
何と開始から6時間も休憩なし。以前では考えられない。3時、4時台も渡り歩いてペースを確保。
出だしの430FMでそこそこ局数を稼いでみたものの、それだとマルチ率が下がる。日が昇ってから7SSBに出るが、弱小電波では苦しい。正午前後は7Mが悪くなることが分かっているので、この時間は外す。14時過ぎぐらいから7SSBに参戦。空きはないし狭いところで我慢。そう言えばこんなSSBをやるのは何十年ぶりか。我慢、我慢。声を張り上げる。CWの何倍もエネルギーを消費する。ここで稼がないとマルチが足りない。ローバンドはマルチの宝庫だ。我慢して17時過ぎまでいた。何とか形が作れるか。
3.5SSBは全くダメ。こんな物かなぁ。最後はCWでなりふり構わず、拾いまくる。何とか1440qと1Kマルチは確保できた。こんなに真剣にやったことはない。ああ、疲れた。
SO2R、じぶんの送信音をモニターしているからうまくいかない。送信時のモニター音をゼロまで調整できる機能も付けてある。phoneだとモニターしながら人間AGC?にも使っている。これではダメ。消音してできるようにならないと、反対側の受信を有効に使えない。まずはこの練習が必要。。。
まあ、やり切った感はあるが、これでもJQFにはかなわない。悔しいねぇ。まだまだ、やることも見つかったのだが、次に頑張れるか。少し休んでから考えよう。
ー・・・ー
月曜日の朝、眠いはずだがいつもの時間に目が覚める。歳は取りたくないものだ。
今回のコンテストは天候に恵まれた。雨が降ることもなかったし、風が吹くこともなかった。アンテナはしっかり上げているので、対応は出来ている。後片付けも時間を掛けて次のコンテストの準備?のつもりで丁寧に。機材を乾かす必要もなく助かる。後は積み込んで帰るだけ。
家に着くまでがコンテスト?だから安全に気をつけて帰ろう。
世話になった筑波山。いつもとは違う角度から。
下界に降りたら、無性に肉が食いたくなる。そこで、すぐにあるいつものファミレスへ。祭日のファミレスは小さい子供をつれた家族連れでいっぱい。そういえば、そんな時代もあったような・・・・。
ー・・・ー
【分析編】
ちょっとだけ、データを抜き出して見た。
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