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2023/09/17

ダイポールアンテナ三昧 その2

昨日はQRPクラブの荒川都電貸し切りのイベント。1往復すると2時間もかかる。みんなでワイワイやっているうちに着いた。その後は秋葉原に場所を移して、超ロングラン宴会。5時間もやっていると流石に疲れる。が、楽しい時間はすぐに過ぎる。


8月はFDが終わって、AKCのハムフェアー向けのアンテナの内職に追われて、バタバタしているうちに、ハムフェアー本番。2日間にわたって飲んでいたような気がする。ああ、楽しかったねぇ~。KCJもハムフェアーと被ったので今回はパス。そうこうしているうちに、8月も終わり、9月も半ばを過ぎた。重い重い腰をあげて、ついにこれの調整をすることにした。

20,15,10mの3バンドのダイポールだ。以前、これは失敗している。互いのエレメントが干渉して思い通りに共振点が得られなかった。それで、トラップ式のダイポールを試した。これはこれで上手くいったのだが、やはり短縮しているのでバンド幅が取れない。CWだけなら問題はないだろう。もう一つ、かなり短縮が効いているので効率の低下も気になるところだ。

と言うことで、フルサイズのダイポールを試した。以前の失敗の原因はエレメント間隔にあるとふんだ。外観は良くないが、今回は十分に間隔を取って見た。心配だったのでシミュレーションしてみるのだが、これも中々上手くいかない。実際とは若干異なるが、このような形状でデータを入力するとシミュレーションできることがわかった。また、実際は逆V形状だがこの入力もややっこしいので諦めた(笑)。まあ、ここまでできれば上手くいくだろう。

3band_dipole

3band_dipole_data

ー・・・ー

1694948515773

1694948515768

製作の方は随分前にできていたのだが、この猛暑。野外での調整が億劫になり、今日まで来てしまった。意を決して、調整に臨む。河原にでも行こうかと思ったが、この暑さじゃねえ。ちょっと場所が狭いのだか、庭に踏み板を置いてポールを立てて調整することにした。これでも、汗だくだ。nanoVNAを使って調整をする。今回は3バンドとも綺麗に共振点が出ている。あとは、長さを刻んで調整するだけだ。30分ほどで追い込むことができた。

最後に、IC-705を繋いでSWRを測って見た。こんな感じ。何とか使えそうだ。

14.0 1.0
14.1 1.0
14.2 1.3
14.3 1.5

21.0 1.3
21.1 1.3
21.2 1.3
21.3 1.3
21.4 1.3

28.0 1.5
28.2 1.1
28.4 1.2
28.6 1.7

ー・・・ー
【追記・備忘録】

セパレータの材料を記す。
光モール製の ホワイトカブセ2.7
これは1.8mの長さなので、60cmのセパレーターを3本とることができる。

下は、トンネル支柱 FRP支柱 グラスファイバーポール。給電部に近い1本のみ、これを切って添えている。これで、機械強度がアップする。切断は金鋸で可能だが、ガラス繊維が飛び散って、手に刺さってチクチクするので要注意。手袋をはめて加工するとよい。また、切断面はエポキシ接着剤で固めている。
1695072445485

【追記・2023/10/11】
実践投入したこのアンテナの寸法と、微調整後の特性を記す。
1697026524375

 

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