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2023/07/16

2400MHz ループアンテナ

懸案の2400MHz帯のアンテナを作った。6Dでは念願の2.4Gにエントリーは出来たものの、結果は超々?ローカルの1局のみしか交信できなかった。短時間に何局も聞こえたのにこちらからは飛ばない。このバンドはWi-Fiなど強力な電波が飛び交う2次利用バンド。都心部では混信も多いのだろう。こちらから、強力な電波を送り込むしかない。コリニアアレーアンテナも作ったのだが、いまいちマッチングが取れない。コンテストには時間切れで間に合わず。と言うことで、懸案?のゲインのあるアンテナ作成になった訳だ。

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外観のベスト?ショット。1.2Gに比べるとループが小さい(当たり前だが・・)。1m弱のブームでもこんなにエレメントが並ぶ。ちゃんと動作すればビーム幅が狭いはずだ。ゲインが期待できるが、使っていないので何とも言えない。実践投入で試して見たい。

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最終形の給電部の様子。ラジエターは3mm径の銅線。プリント板のセパレーターで保持している。ショートスタブは適当だが、幅4.5、長さ6.0mmぐらい。無いよりこれがあった方がマッチングは取りやすい。綺麗なものに取り換えようと思ったが、面倒くさくなって調整したときのまま💦

最後、共振点が低くてラジエター長を短くしてみたものの、どうしても上がらないので禁断の一手、前後のエレメント位置をいじった。結局、反射器Rfを5mm後ろへ下げた。パターンにも影響があるはずだが仕方がない。1.2Gの時はこの反射器の径を小さくしてマッチングを取った経緯がある。今回はこの手法では上手くいかなかった。

本当はマッチングよりもパターンを見ながら調整しなければいけないのだが、測定も簡単ではないし、そこそこ使えるのではないかと言うことで簡易?な手法で妥協している。

給電ケーブルは、RG-142のテフロンケーブルを70cm。少し長いが、これでトランスバータに直結できるので接続のロスはない。このくらいで実用になると思う(信じたい)。

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ラボ?での測定の様子。相変わらず、雑然としているなぁ・・・・・

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追い込んだ、リターンロス。25dB取れているので十分だ。狙う周波数は2427MHz。

各エレメントの寸法を残しておく。ブームは12x12角のアルミ。手持ちの物が90cmだったので、並ぶだけエレメントを置いた。22eleと言うことになるのだろうか。ラジエター以外のエレメントは1mm厚のアルミ板を10mm幅に切断して使用。

実は最初は1.2GのYAGIと同じく4mm径の園芸用のアルミ線でやったのだが、接続部分を重ねて止めるだけ、でやって見た。何とかマッチングは取れそうだったが、ループ径の精度があまりにも悪いので所定の特性を出せる自信がなくなった。1.2Gの八木(ループではない)をやった時は、エレメントの長さが0.1mm単位で追い込んだ。かなりシビア。それに比べるとループ八木はブロードで作りやすい気がする。

気を取り直して、アルミ板を1cm幅でシコシコ切断した。1.2Gの時もこれをやろうと思ったのだが、周波数が低いので長いエレメントが必要になる。これを手加工で帯材にするのは無理と諦めた。2.4Gだと15cm未満なのでこれなら手でも切れる。結構手が痛くなったが何とか20本余り作ることができた。シャーリングがあればバサバサ切ることができるのだが、悲しいかなカッターで傷を入れて一枚づつ折ってく作業・・・・。

このループ八木のオリジナルデータは、JH3RKBさんのサイト。出典は書いていないがマキのアンテナなのか?

http://jh3rkb.html.xdomain.jp/kikikousei/2400loop/2400loop.htm

オリジナルと異なる部分を赤で付記した。

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ー・・・ー

さて、何とかマッチングを取ったものの、ビームアンテナとして機能しているだろうか。普段は相手がいないので、実戦で試すしかない。コンテストになるとあんなにたくさん聞こえる不思議なバンドだ。

上手くできていることを期待したい(神頼み?)。

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