また今年もこの季節になった。放浪の旅の後、無線をする意欲が全くなくなり(除く、JIDX、ってなんじゃ)、ちょっと惰性気味ではあるが参加することにした。部門は毎度X50だったが、もう中々伸びしろがなくて他のところに行ってみようと思っていた。とにかく沢山とQSOしたいので自然とXAMに。CAMよりは6mはSSBができるので、XAMの方がいい。ということで、場所はいつもの筑波山。ちょっと、天候が心配なのだが・・・。

これは嵐が去った翌朝の様子。何事もなかったようだが・・・。訳あって、これ以上、給電点が上げれなかったので結局この形で参戦するハメに。40mは飛ばない・・・。
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さて、結果の方は、


XAMは毎度強豪ぞろいの主戦場。さらに、XAHのモンスター達もいるので激戦区だ。まあ、沢山QSOするのが楽しみだから、どんなものだかチャレンジしてみた。各県がマルチだから南北にも飛ばさないといけない。ビームが欲しいところだが、ないものねだりをしても仕方がない。ACAG用に用意したワイヤーアンテナで臨む。コンディションがバカ開けすれば、アンテナの差も縮まるはずだ。コンディションを頼りにする神頼み。。
作戦といえば、

これだけ。昨年の結果を見てこのくらいできると嬉しいな~、と。しかし、40mの局数が及ばなかったものの、実に近い。だがよく見ると、80mのマルチなどもっとできたかもしれない。変に予定なんか作るとそれ以上に伸びないから良くないかも。
最後の方は、30万点クリアを目標にして励む。終了1時間前には達成できて余裕?。これじゃあ、必死さが足りないw。
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出だしは、6mのSSBから。どうせ、すぐにサチるから長く引っ張らずに、バンドチェンジのタイミングを図る。15mあたりも開けている模様。他のバンドが気になる。これが、マルチバンドの魅力か。(初チャレンジなのでよくわからない)
夜は80m、160mがあるので飽きない。ふと夜中に、40mへ行くと何故か国内が開けている。こんなことがあるんだっけ?。よくわからないコンディションだ。
結構、ローバンドを粘ったが、4時になると急に眠くなる。歳だし何故かアンテナ作業をして昼間の疲れが、ど~っと出る。やっぱり寝ないとだめだ。1時間に目覚ましをセットして眠る。実は目覚ましが鳴る前に起きた。寒~。
朝になってから、80m、160mを日が高くなる前に漁る。
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午前中、15mで6エリアが開けているので、意を決してSSBへ。パイルには勝てないし、なんとも1交信が冗長。。たまらん。これを見ていると1エリアの6mや70cmのFMの方々はコンテスト慣れしている思う。QTHを聞かれるぐらいは、まあいいかと思われるぐらいヒドイ。
午前10時付近のレートの落ち込みは、これが原因。
アマチュア人口も減っているし、コンテスト、コンテストと言っているのが、ごく一部の人間なんだなぁ~と思ってしまう。Eスポーツ感覚で広まることを期待する。
もう、これに懲りて、SSBは6mを除くとやらなかった。40mのアンテナの吸い込みが良くないせいもあって、挫折した。この壁を破らないと、とも思うが。
なので、ほとんどがCWでの参加だった。
お昼に出た6m。ずうーとやっていなかったのでスタートダッシュのよう呼ばれる。みんな乾いている?んだね。モノバンドだとどうしてもこうなってしまう。
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マルチバンドだと、バンドチェンジを繰り返せば暇な時間がないのでいい。しかし、マルチ/局数を狙おうとすると、そのバランスが難しい。このあたりの、バランスを取るのが醍醐味のよう。奥が深い。みなさんが参加するのも、それに面白さを感じているからだと思う。







UYBは相変わらずのモンスター。ダイポールのハイバンドでも見つけて呼んでくる。
何故か6mでWBYが呼んできた。凄い。でも、ハイバンドは呼んでもカスリもしないことがしばしば。パワーの差が歴然と出る。こちらも八木なら随分とできたに違いない。
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さて、今回の移動の最大の出来事。予めわかってはいたのだが、この低気圧から伸びる前線通過によって南西から吹き荒れる風と南の海上から吸い上げた水による雨。車も浮き上がるような、突風が吹く。
以前、この場所は風にやられた場所だ。もう十分、トラウマになっている。前回は茨城沖に停滞した南岸低気圧。このときは北風が吹き荒れた。この場所は遮るものがないから、どちらから吹いても酷い。
ローバンドのアンテナはグラスロッドで上げているから、運用中は、こんな感じにロッドがシナッていた。地上高を取るなんてものではない。風雨の最中は何もできないので、風に任せるしかない。(怖くて写真が取れなかったので、代わりにこれ。イメージは合っています)

160-20mの4バンドを載せているが、ワイヤーとは言え、風を受けると重すぎる。やはりアルミの物が欲しくなる。
防風はコンテスト開始前から始まり、開けて午前10時ぐらいまで続く。一度、止んだが次は濃霧を伴って吹き荒れる。霧の中で車がゆりかごのように揺れる。脚立は飛ばされるので予め倒しておいた。
6mの八木は1段伸ばしたのみの5mH。ステーをがっちり取ったので、こちらは方向が30度ほどずれたが被害はなかった。やはり根本の押さえとステーが重要だ。
15/10mのダイポールはアルミパイプだから大きく揺れたが、なんともなく大丈夫だった。この場所の対応は慣れてきた??か。
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設営は順調に行ったが、風が強くなってきてあまりにもロッドがしなるので、ステーの張り直しをしていると、160mダイポールのSWRが無限大。切れたかと色々確認が改善しない。意を決してアンテナを下ろすはハメに。この給電部の蝶ネジ部分が緩んでいた。上げるときにも見たが十分ではなかった。全く初歩的なミス。
上げ直すと、ロッドがシナルとエレメントが垂れ下がって、他の車に接触する恐れが出てきた。垂れ下がっても大丈夫なように引き回しを変えると今度が80mのアンテナと干渉して共振点が大幅に変わってしまう。この間、引き回しを変えたり四苦八苦。まいど、直前にアタフタしている。中々一筋縄ではいかない。一時はマルチバンド参加は諦めようかとも思ったが、何とか対策が完了。ど~っと疲れが出る。
ー・・・ー
【番外編】

久々に勝負飯?、カレーを食す。

3月の放浪以来、司馬遼太郎に凝っている。SATついでに寄った萩も良かったし、松山の「坂の上の雲ミュージアム」の影響だ。幕末から昭和のはじめごろの話に興味が湧く。ここまで来て、読書とは・・・・。

帰りに撮った写真でこのときは雲があるが、設営のときなど強烈な日ざしで随分と日焼けした。今回もお世話になりました。
いつもたくさんQSOいただき、ありがとうございました。十分楽しむことができました。
【追記】=====================
皆さんとのバンドごとのQSO状況を調べてみた。目で見て調べたので、抜けがあるかもしれません。
★7QSO(パーフェクト)
JA1BJI
JA1ZGO
JA1ZGP
JH4WBY
JK1JHU/1
JK1YMM
JQ1YER
★6QSO(残り1q)
7M4CLF 3.5
JA1CTZ 28
JJ1AEB 21
JJ1YAF 21
JK1XDB 14
JN1KWR 1.8
JQ1ARQ 28
JQ1TIV 28
JQ1YUF 28
JR1UJX/1 1.8
JR1YRI 28
JR8OGB 50
JR8VSE 50
JS6RGJ 50
★5QSO(残り2q)
7L1FFH 14 28
JA0FVU 14 28
JA1XUY 14 21
JE7ZDX/7 14 28
JG6JAV 3.5 50
JH0MUC 7 28
JH1ASG 1.8 14
JH4UYB 7 50
JJ1ZEJ 1.8 14
JK1QAY 21 50
JM6CIP 28 50
JN2AMD 14 50
JQ1YNV 21 28
JR6CSY 28 50
JR6KBF/6 28 50
JS6RTJ 28 50
【追記】=====================
CW/SSBのQSO比率
1.8 143 0
3.5 221 0
7 326 0
14 136 1
21 93 16
28 85 5
50 136 174
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