TS-950SDX CATインターフェース
今更だが、30年近く前のRigのインタフェースを作った。既に色々な方が作っているが自分なりに備忘録として記しておく。
USB接続で、Ctestwin、WSJT-Xで使用することを目的として作ることにした。そもそも、TS-950SDXはその昔のフラグシップ機であった。発売されてかなりたってから、販売店の展示品と言うことで、定価よりはかなり安価で入手した。とは言え自分的には、一世一代の買い物だったような気がする。購入してから、使用していなかった期間が長いが、何度かKENWOODのサービスのお世話になっている。今でも面倒を見てくれるのは嬉しい。直近では、2nd OSCのVCOのトリマーコンデンサーの摺動部分の不良により、旧ソ連の信号の様にチャピってしまった。何となく不良個所はわかったのだが、サービスの方にお願いして修理していただいた。エージングを含め2か月ほど見てもらったように思う。それ以来、最近ではメイン機ではないため、たまに電源を入れる程度になってしまった。
SO2Rをやるには、これしかないのでこの古い機械を持ち出した。一応、CATに対応しているので、これで今使っているアプリに対応させることで、現役に復帰できると考えたからだ。たしか、Wの方でROMを変更して、改良しているケースもあったかと思うが、とりあえず、オリジナルでどこまで使えるかやってみようと思う。
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前置きが長くなってしまったが、製作記録を残しておく。
とりあえず、バラックで組んで確認したうえで、きちんと組み直そうと思ったのだが、めんどくさくなって、そのままケースに入れておしまいになってしまった。
USB-シリアル変換は中華製チップのCH340Gを使う。これのモジュールは$1に満たない、とても安価だ。win10にも対応している。モジュールの端子にはCTS、RTSが出ていないのでチップの足から直接取っている。このチップはお気に入りで、大量に仕入れてある。最近のArduno互換にも使われている石だ。
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今回はまったのは、これ。TS-950SDXの取説の記載だが、ピンレイアウトが嘘。
誤:「プラグを表側から見た図」
正:「プラグを裏側から見た図」
コネクターの刻印のピン番号通りに配線するのが正解。
これがわからず、しばらく放置していたが、どうもおかしいと思い、
GNDの接続を確認して、説明書の記述の間違いに気がついた。
通信速度は4800bps固定だが、Ctestwin、WSJT-Xで周波数の読み取りと、周波数の書き込みができている。
何とか使えそうだ。しばらく、使ってみたいと思っている。
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