« 2017 JIDX CWコンテスト | トップページ | 2017 ALL JA CONTEST »

2017/04/21

アンテナ切替器を作った

アンテナ切替スイッチを作った。同軸ケーブルを切り替えるスイッチだ。普段はアンテナカップラーについているスイッチを重宝して使っている。移動運用でもこれがあると便利かと思い作ってみた。
主材料のロータリースイッチはだいぶ前に仕入れてあったものだ。いつどこで、いくらぐらいであったかも記憶は定かではない。一時期、タイト製のものを集めていた時期がある。何でもタイト製の物に憧れ?ていた。

Dscf0196
ツマミは矢型の物がないかと探したがちょうどいいものが見つからない。このツマミはその昔持っていたFT-400Sのバンド切替と同じものであったと思う。50年近く前の物だ。⇒いや、ちょっと大きいのでYAESU製のFL2100Bの物と同じか?
スイッチのポジションがわかるように銘鈑を作ろうと思っている。これが苦手でいつも後回しになってしまう。

Dscf0199
5本のアンテナが切替出来るようにした。実はここで使ったスイッチは2回路10接点の物だ。ストッパーはなく連続して回転できる。コモンのポジションがなく36度づつ10ポジションがあるスイッチだ。接点を見ると3つのコモン接点があるようでうまく作ってある。どんな構造か見てみたいが、ホコリ避けか耐圧稼ぎのためかカバーがあり構造を見ることができない。うまいスイッチだが接点群の体積は大きそうだ。これは高周波特性には不利になりそうだ。気になるところだ。

Dscf0190
コモンのコネクターだけ色を変えてみた。他は秋月製の安物を使っている。スイッチの接点からはもっとコネクターを配置すれば切替数を取ることができるが、5本もあれば十分であろう。

Dscf0189
タコ足のような配線だ。

Dscf0184
コネクターの配線は極力短くなるようにする。50MHz程度であれば、意外とこれでも行けそうだ。

Dscf0182
スイッチの配線も極力短くなるようにする。同軸ケーブルの外皮側の処理をどうしようかと迷ったが、バラックで確認してこれでも行けそうと踏んでこうしてみた。ダストカバーの上に銅テープをひいてこれに最短で接続してみた。
もう一つ、接点をパラに接続している。電流容量稼ぎだが、高周波特性は劣化する。50MHzあたりを目標にしてバラック試験で確認しておいた。

Dscf0180
ケースはタカチのMB-21。もう一回り小さくても入りそうだったが、ここはあまり無理をせず、大き目のケースにした。結構ボリューム感がある。

Dscf0169
これはシャーシ加工の様子だ。電動ドリルで穴あけをして、リーマで広げる。昔やったハンドドリルよりはずうっと楽だ。

Dscf0174
16mm径のシャーシパンチで穴を開けていく。綺麗で楽に穴が開いていく。これは真空管時代に重宝したものだ。16mm径は7pinのMT管用の物だったと思う。これも、手に入れてから50年近くたつと思う。最近は滅多に使うことがない。

-------------
Ant_sw_position5
10~150MHzのVSWR特性だ。これを見ると145MHzあたりでも使えそうにも思う。ポジションによる差もあるが、意外とその差は小さい。
代表的な値でSW5の時、
28MHz 1.04
50MHz 1.09
145MHz 1.27

50MHZ辺りまではポジションによる変化はないが、145MHzでは最悪値は1.92まで上がってしまう。これでは、ちょっと厳しい。

Ant_sw_position5_wide
これもVSWR特性。上限を500MHzまで拡大してみた。200MHz以上はものすごいことになっている。色々を共振しているようだ。

Ant_sw_15loss
ロス特性もとって見た。145MHzで0.26dBだから、何とか使える範囲かも。

Ant_sw_45iso
アイソレーションはこんな感じやっぱりそんなに良くはない。20dB程度だ。アンテナスイッチではなくRigの切り替えに使うにはちょっと厳しいかも。100W時には1W近く漏れてくる。まあ、アンテナ切替であれば何とか使えそうだ。これで、いいグッズが揃った。

【2017/4/23追記】======================
銘鈑を付けてみた。イラストレータでフィルム状のシートに印刷すれば、少しは見栄えがいいのだが、ここでは手抜きで。CADの図形をそのまま普通紙に印刷してみた。これだと、手垢が付いてしまうのだが、きっとこのままかも。
Cimg2295


|

« 2017 JIDX CWコンテスト | トップページ | 2017 ALL JA CONTEST »

アマチュア無線」カテゴリの記事

コメント

本田さん、こんばんは。
FBなアンテナ切換えBOXが完成しましたね。 わたしも自作の切換えボックスがあります。 本田さんの切換え器との違いは、ケースがプラスチック製であること、同軸のシールド側も切り替えているところ・・・くらいでしょうか。性能は殆ど類似ですね。hi hi 内部の配線長の関係でHF帯から50MHzまでと考えています。 アンテナ間のアイソレーションはもう少し良かったように思います。 こうした切換え器は意外に高いし、同軸スイッチではなくても十分使えるので自作するとFBですね。

投稿: JA9TTT/1 加藤 | 2017/04/22 22:06

加藤さん、おはようございます。
今日も暖かくて、過ごしやすいですね。もうじき、暑い暑いと言っているような気がします。過ごしやすい時期はほんの一瞬ですね。

切替ボックスのシールド側も切り替えようかとも考えてのですが、コネクターでケースとつながっているので、試してみませんでした。プラスチックケースだとアース周りがすっきりしそうですね。
特性は測ってみたものの50MHz辺りまでで使うのが無難のようです。50MHzであれば、アイソレーションも30dBぐらいは取れています。
意外と板金加工も面白いです。楽しみながらやっていますよ。

投稿: JK1LSE | 2017/04/23 11:19

本田さん、本日はアンテナ打上げ日和ですね。
私もアンテナ切替器を作ったのですが、単純に配線しのでアイソレーションが悪く、「アンテナ共有器」になっていますHI。尤も、私の場合はアンテナよりリグが多いので「リグ切替器」ですが・・・。本田さんののロータリースイッチ回りの処理大変参考になりました。

投稿: JR1QJO矢部 | 2017/04/23 12:55

矢部さん、こんにちは。
昨日よりも天気がいい分、外の作業は日焼けしてしまいそうですね。この時期を逃すと、もう野外の作業はきつくなります。中々難しいものですhi

HFでは40dB、50MHzでも30dBぐらいのアイソレーションが取れています。何も気を使わなくてもこのくらいの特性は得られそうです。

小物を作り始めると結構楽しいです。SWR計も持っていないので1つぐらいは作ろうかと。あとは、144MHzでも使えそうなアンテナ切替器とか。ストリップラインと小型SWで実現できそうです。アイディアはあるのですが、中々物になりませんhi

投稿: JK1LSE | 2017/04/23 13:48

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アンテナ切替器を作った:

« 2017 JIDX CWコンテスト | トップページ | 2017 ALL JA CONTEST »