JP-60組立 送信部
平日に少しずつやったのだが、完了していない。
送信部を組立てて、特性を測っている。
スプリアス特性。第2高調波は-40dB弱になっている。(2f=-38dB,3f=-59dB)
この時、CWモードにして終段のコレクター電流は235mAで約0.9Wが得られる。バイアス点は微妙で室温時約20mAにセットした。これは、CWの連続送信で約60mAまで増加する。終段が発熱するとアイドリング電流も増加するので、最初の点を控えめにしてある。DSB時にこれで十分かはよくわからないのだが。
調整のポイントを記録しておく。
7K相当のコイルの同調点は非常にブロードだ。抵抗を抱かせてありかなりQは低い。コア位置は比較的入ったところでピークがある。(分かりづらいが)
キャリアサプレッション調整のVRは多回転のため、どこにしたら良いかわかりづらい。予めQ17のベース電圧をテスターで測っておき、VR5を回してQ18のベール電圧が同じぐらいにしておく(約4.9V)。この状態で受信機を使ってキャリアバランスを取るとうまくいく。
気になる点があるが、解決に至っていない。もう少し、突いてみようと思う。
①L1、L2の発熱。
CWにして、連続送信すると結構熱くなる。
少し大きなaitendo製の1.5uHのコイルに付け替えてみたが、あまり変化はなかった。
仕方がないので、T37-6トロイダルコアに巻いてみた。これだと、発熱しない。パワーも出すぎてしまう。(もう少し絞る予定)
②CWで長時間送信した後、CWキーをオープンにすると約60MHz付近で異常発振する。
これは、レアで終段もしくはドライバーの石が熱くなると起きるようだ。DSBならば問題ないと思う。
ドライバーの石あたりが怪しそうだ。ftの高い石なので暴れそうだ。
③CWのON/OFF比が-30dB程度。ドライバー当たりを一緒にOFFすればもう少しアイソレーションが取れるかもしれない。CWはおまけ程度なので・・・
L1,L2を交換しているところ。小さいのがキットに付属されているもの。少し大きいのがaitendo製。はずす時にリード線が取れてしまった。
両方を交換してみた。この時1.8Wの出力を得る。これはパワーの出過ぎ。もう少し絞る予定だ。
この時終段のコレクター電流は48mA/307mAであった。
つづく。
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