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QRP CW Transceiver 5

受信機編だ。各ブロックを確認しながら、組み上げていく。フロントからローカルOSC、検波、キャリアOSCと全部組み上げないと、音が出ない。結構、根気のいる作業だ。

Dscf0477
この状態で、やっと受信できるところまできた。AFアンプが未実装だが実験用のLM386のアンプを外付けして聞いている。想定通り、CWフィルターは広めだ。もっと狭くしても良いかもしれないが、日曜日午前中の7MHzの国内QSOを聞くには丁度良いかもしれない。もう少し使い込んで見よう。AGCも作りっぱなしだが、よく効いている。AGC電圧をオシロで観測していると、CW専用ならば、もう少し時定数を小さくしてもよい。これもチューニングの世界だ。

Dscf0492
2SK241を3段重ねたIFアンプだ。プリント基板の表面は全面アースにしているが、調整がクリティカルで仕方がなかった。電源とゲート回路のデカップリングをチップコン+100オーム+チップコンの構成にしたら、安定になった。
IF部のゲインも70dB弱から80dBを超えた。(記録を取ったつもりが、ない!)
最初の記事はここ

Dscf0489
右側はCW用の6素子のフィルター。もう一個、SSB用のフィルターのスペースもとっておいたが、切替回路を含めると結構厳しい。

Dscf0488
中央の空いたスペースにAFアンプを組み込む予定だ。何とか、全ての臓物をいれこむことができそうだ。
送受信切り替え時も問題があるので、過渡的な対応もこれからだ。
Arduinoのプログラムにも手を入れて、送受信で周波数の切替えをしたり、CWのトーンシフトの制御を追加しないといけない。久しぶりのプログラムなので、思い出すまでに時間がかかる。

Dscf0487
これは検波回路。これは秋月に置いてあった1N60。昔のゲルマダイオードとは違うものかもしれないが、これで一応音が出た。最近のダイオードやチップ部品と比べると、ずいぶん大きい。
色々と確認はこれからだ。バランス用のVRを付けてみたが、効果の程はどうだろうか。キャリアがIF段に回りこむのを気にしている。

Dscf0484
これは、キャリアOSCだ。2SC3311+2SK241で構成した。周波数はアッパーサイドの発振だ。実は、これは勘違い。ヘテロダインの反転も考慮したつもりだが、結果は間違っていた。実際に7MHzのSSBを聞いてみたが、全く声にならない。当たり前だが。
CWならばどちらでも構わないが、LSBのSSBも聞きたいと思っていたので、フィルターのf0よりも下側にキャリアを取らないといけない。コイルを入れてVXOにするしかない。この後、追試してみようと思う。小さく作ってしまったので改造が苦しい。Lを1個ぐらいなら何とかなりそうだが。
レベルは+10dBm弱だ。PADも入れず直接突っ込んでいる。ゲルマの場合、最適値はどの辺だろうか。
また、キャリアのIF段への回り込みも気になる。モジュール全体をシールドしようかとも思ったが、追々、影響を確認してみようと思う。

Dscf0482
これは、ローカルOSCのポストアンプだ。DDSを追加のLPF後、エミッターフォロワーで取り出しているのだが、DBMに必要な+10dBmまで持ちあげなければならない。必要なレベルを得るために、エミッターフォロワー周辺も合わせて調整した。DBMには3dBのPADを入れて、+7dBmを印加している。

Dscf0481
これは、フロント回路だ。RFなしでいきなりBPF+DBMの構成をとっている。このモジュールを作って変換利得やポストアンプの利得を測ったが、当初ロスが10dB以上多くて悩んだ。バラバラにして、部分ごとのレベルを測って、DBM本体のところまで絞り込んだ。変換ロスが20dB近くある。よく見てみると、トランスのローカルOSC入力巻線がグランドに落ちていない。何の事はない、配線未了によるミスだ。見つかるまでには結構体力を要する。

メモ======================
BPF=-5.2dB
DBM=-5.9dB @LOCAL OSC=+7dBm
PostAmp=+8.6dB
(Total=-2.5dB)

Di=ND478C2
FET=J310


Dscf0494
バッファーは2SK241を使うのが簡単だ。コイルはジャンク品。巻き直しができないので、外付けCを足して強引に共振させている。結果としてQがかなり下がっているようだ。高調波のキレがイマイチだ。しかし、このサイズだと実装には助かる。

Dscf0472

Dscf0497
これは、検波回路。

Dscf0499
ローカルオシレータのポストアンプ。約+10dBmまで持ち上げる。DDSとインターフェースするために、レベルを調整している。前回の実験記事はこちら
残りで検討していないのは、SメーターAMP。空いている隙間に入れ込もうと思っている。


【これまでの記事】==================================


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コメント

こんばんは、
本格的な構成の受信部のようですね。大入力に強そうですし、AGCもバッチリ効くんでしょうね。

投稿: VXQ,bin | 2015/08/30 19:35

VXQさん、こんばんは。
初めて作った、ちゃんとした(つもりの)受信機です。色々な方の作品を参考にしてます。
ディスクリートだと、ゲインコントロールが難しい様です。2SK241はゲートに負の電圧を掛けることで制御できて、簡単そうなので使ってみました。AGCは今のところ、上手くかかっているようです。強力な局も歪まないで上手く聴こえていました。

今回は、3段ストレートと言うちょっと難しそうな物をやって見たかったこともあります。デュアルゲートMOSかMC1350当たりも、やってみたいです。

ここから、セットに仕上げるのが大変です。楽しみながら、やってみます。

投稿: pocky/JK1LSE | 2015/08/30 20:39

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