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2015/04/19

X-TAL ラダーフィルター

9MHzの6ポールフィルターを実験する。
水晶はaitendoのHC-49US。参考にしたのは、CYTECのキットを参考にさせていただいた。
目標はCW用のフィルターだ。

まずは、周波数の選別から。無調整発振回路を作って、周波数カウンターで発振周波数ごとに仕分けしていく。
選別すると、発振しないもの、極端に周波数がおかしい物が見つかる。これも、aitendoクオリティーだ。信用しない方がいい。
Dscf0215
選別の結果は、9.000955MHz~9.000981MHzの範囲の物が採れた。(ただし、絶対値は測定器の精度、発振器の回路に依存するので、あくまで相対値としての幅を見てほしい)

50オームで測定するために、広帯域の1:4もしくは1:9のトランスを介して測定している。
Dscf0218

コンデンサーをトリマーで調整すればリップルも調整できるらしい。小さく組むにはトリマーは厳しいので、固定コンデンサーのみで様子を見ることにした。
Dscf0212

ここからは、同じような写真が続く。まずは、オリジナルの定数から。
C=47pF、Zo=450オーム
Dscf0190
非常によく、オリジナルが再現出来ている。キットの説明書とリップルまで同じだ。

C=47pF、Zo=200オーム。終端インピーダンスを変えただけで、リップルが増加する。
Dscf0191

C=68pF、Zo=200オーム。
Dscf0193
Bw=1.4KHz Cf=8.99921MHz

C=68pF、Zo=450オーム。
Dscf0196
Bw=1.5KHz Cf=8.99921MHz

C=82pF、Zo=450オーム。
Dscf0198
Bw=1.4KHz Cf=8.99900MHz Loss=-4.8dB

C=82pF、Zo=200オーム。
Dscf0200
Bw=1.4KHz Cf=8.99900MHz Loss=-3.4dB

C=220pF、Zo=200オーム。
Dscf0201
Bw=540Hz Cf=8.99850MHz Loss=-10.9dB

C=220pF、Zo=200オーム。オリジナルの特性を重ねて表示させてみると、こんな感じ。Cfがどんどん下がっていく。
Dscf0203

この辺りが、実用的だと思う。C=100pF、Zo=200オーム。
Dscf0207
Bw=800Hz Cf=8.99894MHz Loss=-5.2dB
あまり狭くすると、リンギングがひどくなって、実用的ではない。30年以上前になるが、TS511に250Hzのフィルターを入れたことがあったが、特性が良くないせいかリンギングがひどくて使い物にならなかった。狭帯域のものはちゃんとバンド幅が取れていないとマズイ。また、早いCWもうまくなくて、特性が良くない場合は500Hzぐらいが限界のようだ。

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コメント

お久しぶりです。
TG付のスペアナはほんと役立ちますね。僕の方といえば最近7195kHzAMでのONAIRをしています。ご想像通り真空管なリグ(807S)ですが国内はなんとかです。で送信機に続いて受信機の製作を始めてますが、スペアナが大活躍です。これがなければ作る気もしなかったでしょうね。

投稿: ヨシザワ | 2015/06/02 22:06

ヨシザワさん
こんにちは、こちらこそご無沙汰しています。
ヨシザワさんのサイトは毎日見てますよ。中々の力作ですね。
コメントを、後ほどサイトに書き込みます。

私もTG付きスペアナは本当に重宝してます。
今回のようなフィルターや、調整箇所が2個以上の物になるとコレ無しでは調整できないですね。
SG+メータでも出来ないことは無いでしょうが、全体がどう動くのか予めわかっていないと不可能に近いです。
という意味で、本当にありがたい測定器です。
これにハイインピーダンスプローブをつけてコイルの共振点やQ測定(簡易的なものですが)をやっています。
デリカのディップメータも持っているのですが、最近はこればかり使っています。

しかし、この機械も相当の年月を経ているので、いつ壊れても不思議はないです。そこが悩みなんですよね、ジャン測なので仕方がないですが。

投稿: pocky/JK1LSE | 2015/06/03 12:00

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