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スペアナR3361Aの周波数安定度(解決!) その2

またまた、周波数がふらつき出した。DDSの特性を見ようとしてスペアナに電源を入れた。前回の修理から既に3年が過ぎている。以前経験した、200MHzのVXCOがズレた、と踏んだが、意外にも別の原因だった。

まずは、事象から。例によって、センター周波数を0Hzにセットして、スパンをどんどん縮めてみる。
こんなにひどいことになっていた。PLLが完全に外れている状態だ。
Dscf0060

上の状態で、これにmaxホールドをかけてしばらく置いておくと、周波数がポンポンと踊っている。
Dscf0059

最初に疑ったのが、200MHzのVXCO。TP3で-3V±1Vが設定値だが、ずれていたもののPLLが外れるところまでは行っていなかった。

次に疑ったのが2nd MixのOSC。ここに3.84GHzの発振器とPLLがある。位相比較器の出力を見ても、ロックが外れているようには思えない。

最後に1st MixのOSC。YTOという特殊な発振器でできている。これも同様に位相比較器の出力を見ても、ロックが外れているようには見えない。R26なる可変抵抗器で直流バイアスを変化させることで、フリーラン時の周波数を調整することができる。
このあたりの高周波周りは後ほど写真で紹介しよう。

故障の結論は、電源であった。以前、予防修理をしたメイン電源である。何とケミコンの電解液漏れの後遺症が出たのだ。

PLL周りでは無さそうなので、ハタと困った。基本である電源ラインをもう一度見てみた。
テスターでの測定結果は、
 +5V→5.20V
 +15V→15.52V
 -15V→18.84V
 +12V→11.87V
見た目では問題無さそうがだ、オシロで観測してみると、-15V系がおかしい。1Vぐらいスパイク的に電圧降下が発生している。負荷変動が制御しきれず、安定化がなされていないような波形だ。
電源を外したりしているうちに、-15V系が出力されなくなってしまった。順に追っかけて行っても、電源基板では-15Vが出ているのに、マザーボード側に電圧が出てこなくなってしまった。
(ちなみに、この状態ではCRTモニターも平常には表示されず、アナログテレビの入力がなくなった時のような、砂嵐状態になってしまう)

なぜ????、である。

結果は、これであった。あり得ないことが起きている。
Dscf0079

Dscf0080
何と、コネクターのピンヘッダーが折れている。

まずは、これを修理する。秋葉原に行けば、同じようなピンが手に入るかもしれないが、手持ちがない。FANのコネクターが同じピンであったので、これを使うことにした。FANは大した電流でもないので、適当なコネクターに変えることにした。
Dscf0081

Dscf0083

Dscf0084

Dscf0085

これで、ケーブルは治った。さらに、ピンヘッダー側を見ると、これも怪しい。
Dscf0078

Dscf0077
ピンヘッダーのハンダ付けがイモ状態になっている。接触が怪しい。半田ののりが悪かったが、フラックスを塗り、60Wのデカゴテでなんとかハンダ付けをやり直した。

これで、安定して-15Vが出るようになった。

ここに至るまで、チョークトランス(+5V系の部品)を外して、基板の様子を観察した。トランスのリード線切れ、パターン切れには至っていないものの、スルーホールのランドが腐食している。
Dscf0075

Dscf0076

まだまだ、解決していない、つづく・・・・・


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