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2012/05/27

周波数カウンター2

入力回路を作り直した。ネットを調べると良く使われている回路だ。オリジナルは、PIC FAN後閑さんの回路であろうか。みなさん、ほとんど同じ回路が使われている。

バイアス回路の調整、トランジスターの選定を行ってみた。結論から言うとなかなか難しい回路である。100KHzぐらいから30MHzぐらいまで、上手く動かないものかと調整したが、10MHzぐらいまでであれば、綺麗な波形が得られた。入力レベルと周波数がパラメータになって、10MHzを超えると0-5Vではなく中間の値をとるようになる。74AC14等のシュミットトリガーのゲートを使っても波形整形が難しいと思うような波形になる。
波形整形が完全でないため、高い周波数になると、入力信号が大きくなっても、波形が上手く出なくなる。(カウントしなくなる)

もう一つ、高い周波数での発振かと思ってQトランジスターを変更したが、そうではなかった。入力がハイインピーダンスが原因で誘導?しているようでもあった。トランジスターは秋月にある2SC3110でも変わらない。最初はこれで調整していた。発振かと思い少しftの低い2SC4619に換えたのだが、変わらなかった。これは20年以上前だと思うが、サンプルでもらったものだ。サイズが小さくて取り付けに苦労した。限界を超えている。

Dscf0820
カットしたランドを瞬間接着剤でくっつけていく。トランジスターは予め3分割にパターンをカットしたランドを作って実装する。

Dscf0821
安定動作を期待して、パスコンは大容量のセラコンだ。

Dscf0823
オリジナルの入力回路は撤去した。

Dscf0824
取りあえず、回路図を記しておく。この回路では10MHzぐらいまでであれば、綺麗な出力が得られる。入力信号のレベルを調整することで30MHzまでは、PICで読み込まれカウントする。

Dscf0825
サンプルでもらったトランジスターである。

波形整形回路をネットで調べてみたが、簡単には見つからない。
それではリミッターと言えばFMラジオを思い出した。これならば、ゲインがとれてうまくいくかも。
手元にあった、FMラジオのIFamp IC TA7303Pでバラックで試験してみたが、10MHz以上で急に減衰してしまってうまくいかない。ブロック図を見ると「フィルター」と書いてあるブロックがある。これは、ローパスの様だ。
昔懐かしいTA7061APあたりを使えばうまくいくかもしれない。
At203a166ta7303p

ジャンク箱に1個ぐらいあった気がするのだが。掘り返さないと見つからない。
At203a016ta7061ap

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