6石TRラジオキット
webを見ていたら安いラジオのキットが見つかった。「ちっちゃいものくらぶ」と言うサイトでラジオのサイトというよりもarduino互換機というマクロコンピュータのサイトらしい。結構濃いサイトである。
ここで見つけた中国製の1000円のキットである。早速、2台注文した。赤と緑にしたかったが、緑が品切れとのことだった。
先週、大まかな部品取り付けは終わっていたのだが、久々に風邪を引いて電源を入れるところまでいかなかった。今日、配線をして取りあえず電源を入れてみた。無調整でもダイヤルを回すと何局かちゃんと聞こえた。
SGから455KHzを入れてIFTを調整した。コアを15~30°回したところで最大値を得た。ほぼ無調整に近い。
OSCコイルとVCのトリマで周波数を合わせる。
ここまでで良く聞こえるようになった。
このあと、トラッキングと調整すればよいはずだ。下限は530KHzをコアで合わせ、上限は1630KHzにトリマで追い込んだ。(まだ、行っていないが、ANTコイルをフェライトコア(バーアンテナ)の位置をずらしてNHK第1(594KHz)で最大にして、ニッポン放送(1242KHz)をVCのトリマで合わせる。)
実は組み立てるときにイヤフォンジャックの足が上手く挿入できなかった。部品が変更になったらしい。基板に穴を追加することで対応した。
【2012.4.14追記】
実は、部品が変更になったのではなかった。この穴位置を変更したまま使っているうちに、イヤフォンからは音が出るのだがスピーカ側に切り替わらなくなってしまった。
取り外して調べてみると、接点がずれて外れてしまった。要は当初の穴に入らなかったのは、接点が外れかかっていただけであった。接点を押し込んでやったら、当初の基板穴位置にも入ったし、スピーカへの切り替えがうまくいくようになった。この接点はハウジングに固定されていない。基板の半田付けで固定されているだけだ。
日本語による解説は、「ちっちゃいものくらぶ」にある。
回路図を見ると中間周波増幅は1段しかなくIFTが1個少ないので選択度があまいはずだ。その代わり、検波はダイオードではなくトランジスターで行っている。エミッタフォロワーで取り出しているので、検波段のIFTのQの低下はある程度抑えられているかも知れない。それとも、ゲルマニュームダイオードが高価であるため、安価なシリコンTrを使っているのだろうか。興味を引く。
取り合えず、音が出るようになったのだが、音がよろしくない。低域が出ていないようだ。これを肴に突っついていくことにしたい。
電流値の実測値をメモしておく。
電源電圧3.00V時 ( )内は説明書の値
・各チェックポイントを接続しないとき:9mA ほぼ、LEDの電流
・A 0.49mA (0.3mA)
・B 0.64mA (0.5mA)
・C 6.93mA (5mA)
・D 1.58mA (2mA)
ラジオを聞いているときで20~30mA程度
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