IFTの自作5
ずうーと、ケースにするための材料を探していた。結局、ホームセンターにある直径25mm、厚さ1mmのアルミパイプにしたのだが、これでは普通で面白くない。どこかのウェブサイトでも実施されている方を見たような気がする。
候補として上がったのが、スプレー缶である。ダイソーへ行くと、「自転車用の油」、化粧品?のスプレーなど、100円で直径25mmぐらいのものが見つかる。値段は手頃なのだが、中身を全部使い切る必要がある。(捨ててしまえばよいのだが・・・)
ということで、ふつーのアルミパイプでやってみることにした。
このバラックを、左のケースに組み込む。
回路は、1mH、100pF+45pFトリマーで共振回路を構成する。スペアナ+TGで測定できるように、コイルに2Tにリンクコイルを巻いておく。
バラックでの最適値は、間隔が19mmである。
以前に取った、特性は以下の通り。
測定の様子。リンクコイルにスペアナ、TGとも50ohmに直結して測定する。
端子は本多製だと思う。秋月のものは、耐熱性がないので、半田付け中に溶けてしまう。このものは、半田付けをしても変形しない。
間隔が19mmだと、アルミケースを被せると、全く特性が出なくなる。通過損失が40dB以下となり、共振特性もずれてしまう。カットアンドトライの末、間隔を8mmとして、やっと元の特性を出すことができた。インダクタンスの低下はある程度予想していた物の、結合度は、極端に低下する。(この写真よりも、さらに2.5mmほど切り込みを深くした)
ケースに入れて最適にしたもののケースを外した場合の特性を示す。(以下の左側)
密結合のため、双頭になっている。
足は20mm x 10mm x 1.5tのLアングルを切って使っている。強度もあり、なかなか良い。プリント板1.6tを挟み込んでいるので厚みもちょうど良い。アルミパイプには、2.6mmタッピングねじを使っている。秋葉原の「ネジの水谷」で購入した。
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