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2011/11/19

IFTの自作7

高域の漏れを調べた。3号機を製作した。
右から、1号機(部品は3号機へ流用)、2号機、3号機(新作)の順である。
Dscf0650

3号機は、高域の漏れを考慮してみた。配線部のCによる結合が生じていると見た。引き出し線をよじってみる。こうすることで、位相が反転し影響を受けにくくなるのでは無いかと仮定した。根本的には距離を稼ぐのが簡単かつ、有効だが。
Dscf0651

2号機と3号機の特性である。若干ロスが少ないが、ほぼ同じ特性を得る。リード線をよじっていて静電容量を生じるが、元々、並列共振回路なので、その一部のCに置き換わっただけのことである。
Dscf0652

高域の漏れを比較した。2号機と3号機の違いである。
Dscf0653

今度は漏れがある2号機を改造して引き出し線をよってみた。使用前、使用後の比較写真である。
Dscf0654


通過特性は変わらない。
Dscf0655

今度は、1号機の基板を利用して4号機を作る。緑色したインダクターの手持ちがないので、秋葉で購入?した黒い色の物である。インダクタンスは同じく1mHである。黒い部分はモールドのケースでコアは緑と同じく開放型(ドラムコアのみ)である。4号機の端子方向は、他の物と同様の方向に取り替えた。
右から、4号機、3号機、2号機。
Dscf0657


通過特性である。ロスが多いように見えるが、リンクコイル2Tの径が大きいため、コイルとの結合が疎になっていると想像している。そもそも、このロス特性は何を意味しているか、そのうち追求しようと考えている。50Ωに終端したときのロス特性だが、5球スーパにしたときは、プレート側の負荷であり、グリッド側の入力となる。
(上の線は2号機)
Dscf0656


4号機。コア間の間隔は7.6mmである。この間隔の最適値は、コアごとに違うと思う。
Dscf0658


CADで描いた基板の外形図(実寸)を載せておく。
「IFT.pdf」をダウンロード

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