地デジ用ブースター
子供がTVに加えて、PCで地デジが見ることができるPCを買った。我が家では、1本のアンテナをたこ足状に分岐して各部屋に配布しているため、末端ではかなり電界強度が落ちている。居間のTVにも同じようなブースターを入れてある。
今回のは、最終的には、分配器も組み込んだ。DCスルー回路(BS/CSアンテナへの給電用)、TVから電源が供給されない場合の外部電源も組み込んだ。
まずは、アマチュア無線など不要な電波から守るため、HPFを検討した。ICはuPC1676Gである。このICは、以前にあった、uPC1651Cのパッケージを変えて物である。実は今回使うまでこのことは知らなかった。1651は既にディスコン(製造中止)になって久しい。入出力が50Ωで手軽に使える。上限の周波数は1.2GHzとなっているが、データの通りだらだらと伸びている。1.2GHz付近の利得が上がるのはピーキングといって、ICそのものの素性による。ただし、データブックの値よりピーキングが大きいのは、入出力間のパターンに寄るところが大きいと思う。データブックの技術資料にも記載があるとおり、入出力間にアースパターンを通すことで低減できる。このとき、反対側をべたアースとした、両面基板である必要がある。今回は片面基板であるが、片面は銅テープを全面に貼って両面もどきにしてある。銅テープはダイソーの園芸用の虫除けテープである。安くて重宝する。
HPFは適当な値でカットアンドトライである。2pFは手持ちがなかったので、リード線タイプを使用しているが、特性にかなり影響を与えているようだ。チップコンデンサーで試してみるのがよいと思う。
以下の写真はHPF挿入前と後を示している。
HPFのCのパターンを修正した最終形の特性である。後に追加した、分配器の特性は含まない。
写真の通り、500MHzで20.35dBのゲインが得られている。カタログ値の22dBに近い値である。

一応、単体で完成した様子である。
BSチューナーからの電源で動作する。また、チューナからの電源をスルーして、BSアンテナへ給電することもできる。RFCは昔のソリッド抵抗器(多分1/4Wくらい)に15回ポリウレタン線を巻いている。直径3mmくらいのボビンだと思えばよい。抵抗値は4.7Kでダンピングの意味もある。

単体でも動作したが、電波を2台に分けたいということで、急遽、分配器を加えた。ただ分けても良かったが、一応フェライトビーズを使用した分配器とした。入力側は75/2Ωとなってしまうが、無視している。
また、一方の機器がBS に接続しない(分波器がないため)ため、外部電源も必要になってしまった。コードレス電話機に使用されていたACアダプター定格9V(無負荷時12V)を使うこととした。給電を確認できるようにLEDも付けた。

ケースに入れたとことである。これまた、ダイソーで4個ぐらい(6だったか?)で100円の物である。

最後に回路図を記しておく。ICの消費電流は19mAである。本来であれば、ブースターはアンテナの直下が好ましい。家の中の配線だけでも凄いロスがある。確かすでに、アンテナの近くに同様のブースターをおいている。
居間のTVには同様のブースターもおいてある状態だ。何せ、うちはたこ足状態の配線になっているので仕方がないのだが・・・・

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