« IFTの自作2 | トップページ | IFTの自作3 »

2011/01/19

R3361電源故障のお問い合わせ

横山さん、ブログご覧いただきありがとうございます。
IFTのところにコメントされていたので、別にわけました)

 

電源はモジュール(部品)扱いのようで、単体の回路図をもっていません。ネットでもなかなか、見つからないかもしれません。「FDK」という記載があったので、富士電機製かもしれませんが、カスタム品だと情報は難しいかと思います。電源とFANは消耗品のようです。

 

客観的な情報ではありませんが、私の私見(一般論)ですが、コメントいたします。何か解決のきっかけになれば幸いです。

 

まず、電源の故障か、負荷側の故障かどちらでしょうか。負荷が重くて電圧が下がっているケースもあります。

 

電源側の故障だとすると、現物を見ないと中々コメントできませんが、経験から言うとケミコンが怪しいです。消耗品です。外見で膨らみや液漏れ変形など判断がつく場合があります。SW電源はケミコンに電流を流すので、発熱します。容量Cではなく、電流容量で何個並列にするかを決めることもあります。タンタルコンは使っていないと思いますがショートモードでの故障が多いです。

 

故障箇所がわからない場合に、片っ端からコンデンサーを交換してみるのも手です。半導体は中々壊れません。半田付けかコンデンサー当たりではないでしょうか。

 

この電源はマルチ出力なので、主回路にフィードバックを掛けて安定化しています。これが、正常に動作しないと他の系統の電源も正常に出力されません。この当たりも、ヒントかもしれません。

 

既にご覧になったかもしれませんが、別の方にコメントしたのがありますので以下を参考にしてください。

 

http://honda.way-nifty.com/pocky/2009/03/post-13df.html

 

また、横山さんの状況も教えていただけますか。多くの方の修理状況が集まったら、整理をして公開したら、多くのR3361ユーザに役に立つと思います、是非、よろしくお願いいたします。

何かありましたら、ここにコメントをいただけますか、仕事が忙しく対応が遅くなるかもしれませんが、可能な範囲内でコメントします。

 

【2024/9/24追記】TG部出力回路==============

回路の一部を掲載します。

1727181363313

 

|

« IFTの自作2 | トップページ | IFTの自作3 »

測定器 R3361A」カテゴリの記事

コメント

Pocky様、こんばんわ。
早速、アドバイス有難うございます。

R3361本体から電源部を外し、電源本体か負荷側の
問題か切り分けしようと思っています。
電源部単体のトラブルであれば、まず電解コンデンサー
の交換から試してみます。
電源本体を眺めた感じでは外観上、異常なケミコンは
なさそうですが・・・。

無線関係の自作にはスペアナが不可欠ですので、昨年
オークションでR3361は購入したばかりです。
何とか早く修理したいと思っています。

修理の状況をこちらに書き込み致しますので、引き続き
アドバイスの程、宜しくお願い致します。

投稿: 横山 | 2011/01/19 22:44

横山さん

私も2年ほど前にオークションで手に入れました。R3361も20年越え選手なので、至る所が壊れていきますよね。アマチュアには手頃なモデルだと思っています。

このモデルが発売されたときに、当時仕事でR3361Bを購入した経緯があり、その意味でも思い入れがあります。たぶん、1991~1993年ごろだったと思います。
世の中がデジタル化する直前のモデルなので、デジタル携帯電話(PDC)とかPHSを測定するには、精度的にも機能的にもちょっと厳しい機種でした。不要輻射のVCCIとか米国のFCCとかでは、規制が始まっていたのでこのスペアナで測定をしてました。また、Bモデル、Cモデルでこのあたりの検波機能が拡充されました。
発売当時としては、比較的安価(オプションを付けて200万円越えだった?)、オールインワン、小型で、表示機能もデジタイズされていたので、画期的なモデルでした。従って、アドバンテストのモデルの中でもベストセラーではないかと思います。オークションによく出回るのはこのためでしょう。何と言ってもTGが一緒に入っているのがいいですよね。

このモデル以降、世の中がデジタル化となったので、デジタル変調を測定する機能がついたり測定器自体も大きくなっていきました。
アンリツとかHPのデジタル送信機テスターがオークション等に出品されているので性能的にはお買い得だと思います。だだし、スペアナとしてみると単機能ではない分使いにくかったり、何よりも大きいのでちょっとためらってしまいます。

横道にそれてしまいましたが、私のR3361Aも以下の故障を経験しています。
・入力のハンダ不良
・入力初段のミキサーDiの故障
・TGのハンダ不良
・PLLのロックはずれ

他の方では、電源の故障が多いようです。-15Vの出力低下とかが報告されています。
あとは、CAL ALLで全てパスするものの、調整はかなりずれているような気がします。測定器がないので校正ができていません。
あと、FANの交換(音が静かになってこれは結構オススメです)

長々と書きましたが、みなさんの故障/修理情報が共有できれば、多くのR3361ユーザが安心して使える様になると思っています。

何と言ってもジャン測なので、毎回電源を入れるときが不安です。立ち上がらないのではないかと。

修理がうまくいくことをお祈りしています。


投稿: pocky | 2011/01/21 00:40

Pocky様、こんにちは。

今回故障したR3361Bは4台目のスペアナで、以前はタケダ理研のTR4100シリーズやR4131を使用して無線関係の自作を楽しんでおりました。
R3361Bは半年程まえにオークションで落札しましたが、元を取る暇も無く故障してしまいました。

まず関係しそうな電解コンを交換してみましたが、現象は変わらず。
情報を求めて検索を繰り返していた所、SW電源を専門に修理して貰える業者さんのHPがヒット。
連絡を取るとまずは無料で診断して頂けるとの事で、今日早速送りました。
修理可能だと嬉しいのですが。

また状況を報告致します。

投稿: 横山 | 2011/01/24 16:56

横山さん、こんばんは。
電源単体で修理してくれるところがあるんですね。
確かにスペアナ全体を送って修理してもらうよりも、いいですね。
R3361を含め古いアドバンテストのスペアナを修理してくれる会社のありますが、オークションの落札価格と同じくらいの費用でした。最後の駆け込み寺と思えば、これも選択肢でしょうが、何としても手軽なお値段で治したいところです。
修理の状況がわかりましたら、是非教えてください。よろしくお願いいたします。

投稿: pocky | 2011/01/24 22:02

Rocky 様
昨年はR3361Bの故障で色々お世話になりましたが、その後連絡が途絶えてしまい申し訳ありませんでした。
情報を頂き、色々調べてた結果SW電源側の故障と判定し、めぼしいコンデンサー等を交換しましたが治らず、
最終的にギブアップし修理に出しました。
定額修理120K程度の出費でした!(他の不具合もこの際同時に申告して治してもらいましたが、、)

やはりRFレベルの低下はSW電源(-15Vのみが低下)が主原因で、部品の交換で1ヶ月後に戻って来ましたが,
1週間目にまた不具合が再発し、再修理に出しました。
でも不良部品が特定できずに最終的には代替のSW電源に入れ替えたとの事でした。
やはり修理屋さんもこれは部品扱いで回路図は無いとの事でした。

この様な事で、今は調子良く働いています!
でも夏になると発生した病気であり、この夏に再発しないかと心配しております。

SW電源を修理してくれる会社があるのですね、、、

投稿: 東口 | 2011/01/28 23:47

Pocky様、東口様

月曜日修理に送ったR3361のSW電源ユニット、本日修理を終え無事帰って来ました。
輸送時間を除くとたった1日での修理!その早さにビックリでした。

”電源単体の故障では無く、本体の不具合の影響で電源が故障したのでは”と心配でしたが
本体に電源を取り付け、1時間ほどエージングしていますが安定して動作しています。

故障原因は一部電解コンの容量抜けと腐食によるトランスの断線との事でした。
パターン面にはジャンパーも有り、パターン切れもあったのでしょうか。
修理に送る前、めぼしい電解コンは自分で交換してみましたが意味無かったみたいです。

回路図無しで動作も良く理解出来ない状況では、トランスの断線は見つけられなかったと思いますし、
見つけたにしても交換する部品の入手も難しいと思います。

SW電源専門の業者を検索で見つけられ、税込み21kで修理出来たので、今回は非常にラッキーでした。

また、SW電源を専門に修理される業者でも回路図の入手は難しく、回路分析に苦労しながらの修理作業
との事でした。

オークションで購入してまだ半年程、元を取れるまでは無事動いて欲しいですが・・・。
やはり製造から20年以上経過した機器ですので、いつ壊れてもおかしく無いですね。

早速、調整中のプリセレクター用BPFをつないで遊んでます。

投稿: 横山 | 2011/01/29 18:35

横山さん
修理が上手く行って良かったですね。
私の場合も上手く治ったときの安堵感と喜びは、何とも言えませんね。(ドキドキです)
もし差し支えなければ、修理したコンデンサーの回路記号番号と、修理した業者のurlを教えていただけないですか、よろしくお願いします。

投稿: Pocky | 2011/01/29 19:49

東口さん
ご無沙汰しています。
苦労されて修理できたようですね。
良かったですね。
差し支えなければ、業者のurlを教えていただけないですか。
まとめて、掲示しておこうとおもいます。
出先なので、要件のみで失礼します。

投稿: Pocky | 2011/01/29 19:57

Pocky 様

こんばんわ。

修理明細は有りませんので交換した電解コンの番号は不明ですが、10V耐圧の小型電解コン以外は
すべて交換してありました。
腐食により断線したトランスは、パターン面のはんだの状況から、アルミの放熱板内にある2つの
トランスの内、小型の方ではないかと思います。

”電源修理の119番”と謳う、業者さんのブログは
http://blog.goo.ne.jp/inter-cosmo
です。

R3361の内蔵SW電源は”PTA465-00 (Fuji電機)”で、これをキーワードに検索し上記業者さんの
ブログに辿り着く事が出来ました。

投稿: 横山 | 2011/01/29 21:51

Rocky様、横山様

電源が驚くほど早く直ったようですね、こちらのR3361Bの修理を依頼した所は㈱スリーアールです。
アドバンテストを退社方がおられるようで安心できると思います。

http://www.three-re.co.jp/index.html

横山さんの電源修理屋さんもすぐに検索できました。

投稿: 東口 | 2011/01/30 23:00

昨夜RF AMPのICと基板をオークションで購入し、組み立て後F特性を見ているとTGの不具合を発見!!
RockyさんのレポートにあるTGの低域(~50MHz)がレベル低下です。
特性はあの写真にあるTGの低域レベル低下に似ています、白いフイルターの半田不良と予想されるので
後日調べて見たいと思います。
今朝見てみると正常、、でも10分ほどでまた不具合発生です。
また色々アドバイスお願いします。
古いので人間の体と同様に色々と不具合が出てきます。

投稿: 東口 | 2011/01/31 09:12

横山さん
”電源修理の119番”はジャン測には、強い見方ですね。皆さんから、情報をいただきましたので、ホームページにまとめておこうと思っています。
何せ、手が遅いのですが貴重な情報を整理してみます。
電解コンの液漏れが、パターンやコイルまで断線に至らしめるとは、コンデンサーの交換だけでは修理は完了しませんね。
時間が出来たら、予防保守ということで、電源部を開腹?してみたいとおもいます。
これからも、よろしくお願いいたします。

投稿: pocky | 2011/01/31 22:10

東口さん
TGのレベル低下ですね。私の経験した障害と同じであれば、比較的簡単に修理ができると思います。
多くの個体で発生するならば、故障というよりは設計不良に近いですね。20年選手ということもありますが。。。
この白っぽい基板(アルミナ?)は、熱伝導が非常に良くて、簡単には半田が流れません。60Wの巨大ゴテ(最近のは効率が良くて、昔の100W級のコテです)でも、アルミのダイカストにくっついているのでうまく半田がのりません。半田だけではなく、撚り線などの細い銅線を入れるとうまくいくかもしれません。
状況がわかりましたら、また教えてください。

㈱スリーアールの件、了解です。私もMIX Diが故障したときに、アドバンテストに照会したら、部品詳細は開示できない旨の回答でした。同時に修理先として同社を紹介されました。
アドバンテストと何らかのつながりがあるのでしょう。最後の駆け込み寺としては有効ですね。

投稿: pocky | 2011/01/31 22:24

Rocky 様
TGの修理が完了した模様です、いまの所(2日目ですが)不具合現象は再現していません。
TGユニット裏側の蓋を開けると白い基板が2枚接続されています。
1枚はFilterで他はHYB?の様ですがこの繋ぎ目が断線状態でした。
テスターで断線状態を確認出来ました、、
この部分を90wの熱切替え式半田ゴテて再半田を行いましたが、なかなか半田が溶けませんでした。
これは熱伝導率が非常にいいのですか?
昨年9月にメーカーで修理しただけなのに、4ヶ月目でまたか!と思いましたが修理完了しホットしています。
色々ありがとうございました。

投稿: 東口 | 2011/02/01 22:32

東口さん
良かったですね。この手の故障は何とかなりそうですね。寒くなると収縮するのか発生し安くなるような気がします。ドライヤーで暖めると症状が変化します。昔はポイントクーラーというフロンガスを使った冷却用のガス(道具)がありました。これを使うと簡単に切り分けができました。今でも手に入るかもしれません。

投稿: Pocky | 2011/02/01 23:07

Rocky さま
2週間ぶりに出張から帰り、R3361Bの電源を入れたらまたTGの低域のレベル低下が再発です。
困ったものです!!!
週末からまた出張なので解体修理は3月になりそうです
また直ればいいのですが、、
SW電源のコンデンサーを取替えられた様ですね。
こちらも機会を見てやろうと思います。

投稿: 東口 | 2011/02/17 18:18

東口さん
こんばんは。
再発ですか、あの白い基板のフィルターの半田付けは、中々うまくいかないですね。パターンは金メッキですがうまく乗りません。薄い銅版(銅箔)が半田部に入っているところがありました。より線の細い銅線を入れてみるのも良いかもしれません。

電源のコンデンサーの交換は行き当たりばったりだったので、手持ちのコンデンサーに交換しておきました。容量値はあまりシビアではないような気がして、本当かどうかはわかりませんが。

コンデンサーの外形を測っておいたのであらかじめ用意してから、開腹するのが良いと思います。背が高いコンデンサーは普通のパーツ屋では手に入りにくいかもしれません。グレードはニチコンのPF型だったので、電源用の通常品(105℃)でした。普通に使うのであれば、85℃品でも問題ないかと思います。

手持ちがないコンデンサーは液漏れのみを確認して戻しておきました。部品が手に入ったらそのうち交換しようと思っています。

本当に手間がかかりますね。

投稿: Pocky | 2011/02/18 00:55

Rocky さん

簡易SG ”ぴるる”も原因不明のレベル低下(-30dB)です!!
色々と故障続きで頭が痛い状況です。
出張前ですが、今日の午後思い切ってR3361Bを開腹しました。
前回と同じ部分の断線です。アドバイスの通り、細いより線と半田で繋ぎました。
半田こての熱不足か半田ががうまくのりませんね、あまり長くやっていると金メッキのパターンが剥がれる
恐れがあるので仕上りが不満ですが早めに完了させました。
半田付けが良くない為か?高域の特性が多少変化した様子です。

とにかく治りました。
アドバイスありがとうございました。

投稿: 東口 | 2011/02/18 19:59

東口さん
とりあえず、良かったですね。症状から故障箇所がすぐにわかるようになるのは良いのですが、度々では困ったものです。私の3361も最近は落ち着いていますが、いつ発症するかわかりません。ニコイチ(2個いち)で、もう一台部品取りに確保しておこうかとも思いますが、こうなるとそろそろ病気ですね。hi

簡易SG ”ぴるる”、面白いものがありますね。始めて知りました。高い周波数もやったことがないので、やってみたい気持ちもあります。気が多い分、どれもこれもまとまった物ができません。

このブログも木工のことを書こうかと思ったのですが、最近ジャン測とめぐり合ってからは、すっかり、こちらに偏っています。

投稿: Pocky | 2011/02/19 00:14

Pockyさん
ご無沙汰しております、以前お世話になりました東口です。
最近R3361Bが時々リセットを繰り返したり、画面表示が消えてしまう現象が頻繁に発生する現象が出てきました。
内部の電源電圧を測定すると5v系が4.75vと低く電源部付近のコネクターをさわっているうちに画面が正常となり,その時は電圧が5.2vになっておりこれが原因と考えています。
所でSW電源ユニット内の電圧調整ボリームですが、どれが+5、+15、-15、+12vか判る情報はないでしょうか
宜しくお願いします。

投稿: 東口 | 2015/07/14 19:08

東口さん
こんばんは。
しばらくぶりですね。私のところのスペアナも利用頻度は低いのですが、今のところ大丈夫そうです。

電圧調整用のVRですが、どのVRか対応の記録が残っていません。電源基板のコネクター(挿した状態でケーブル側からテスターリードで当たる)のところで電圧を確認して、その横にあるVRが当該電圧調整用のVRだった気がします。
それほど苦労しないですぐにわかったと思います。

電源の障害の記録です。ご参考まで。

http://honda.way-nifty.com/pocky/2013/04/r3361a-cd88.html

http://honda.way-nifty.com/pocky/2013/04/r3361a-c2e1.html

投稿: pocky | 2015/07/14 20:06

Pockyさん
コメントありがとうございます、ボリュームと電源端子の配置を考慮して調整してみます。

ありがとうございました。

投稿: 東口 | 2015/07/15 07:07

Pocky 様

 初めましてPocky様の記事を読まして頂いている
一人です。古いスペクトラムアナライザーに関すること
で質問です、R4131Dを現用で使用していたのですが
突然表示が出ているが応動しない状態です。私の見解で
はRAMのバックアップ電池の不良と考えています。マニ
ュアルを見ても適切な情報は見つかりません。もし情報
が有ればと一報した次第です。昨日ケース内シートを見
たのですが電池は一向に見当たりません。シールド部は
全て見ていませんが、ご教授頂ければ幸いです。

投稿: 春日久幸 | 2021/11/13 11:46

春日さん、
残念ながら、R4131を所持していないので、どのような構造かわからないです。
私の所持しているR3361とは同年代のスペアナですね。この機種の場合、バックアップ電池は、ユニット間を接続しているマザーボードにバックアップ用の電池があります。電池はニッカドの3セルで通電時に充電する仕様になっているようです。

投稿: JK1LSE | 2021/11/13 13:16

Pocky様

 早速のご返事恐縮しております。
バックアップ電池(ニッカド3セル)はユニット間に有る様ですね、道理で見当たらない感がしておりました。
電源ユニット(以前修理した箇所)を外せば目鼻が付きそうです有難う御座いました。貴方のスペアナ機種の
R3361電源UNITはR4131D同一時期に生産
されたようですね。R4131Dは数字キーが無くOCXOが12.8MHzと設計が古いですがスペアナが有るか無いかで楽しみが違いますよね・・・!。お世話になりました。 

投稿: 春日久幸 | 2021/11/13 17:37

Pocky様

はじめまして、R3361Aの修理に挑戦している五十嵐と申します。ネットでジャンクのR3361Aを入手しましたが画面の表示が横流れ状態でしたので電源を調べてみた所、-15Vのみが-4Vほどしか出力がなく、ネットで原因を探していて貴兄の情報にたどり着きました。皆さんも-15Vの故障が多いようですね。秋月電子さんにコンデンサを注文し、ご教授の通り電源ユニットの全ての電解コンデンサ(一次側の大きなコンデンサ2個を除く)を交換し、お陰様でめでたく正常な画面表示になりました。出力コネクタ横のコンデンサをはじめ多くのコンデンサが液漏れしており、経年劣化もさることながら電源ユニット内が相当な高温になるので熱による劣化もあると思い、古いノートPCから外した小さなファンを発熱の大きいR39/R48の上に吹き付けで内蔵しました。
ところが、折角TGが内蔵されているのでTGの出力と本体の入力を直結してみた所、TG出力の表示波形が不安定で、頻繁に正常だったり極端に低下したりを接触不良の如く繰り返します。SGより100KHzから2GHzまで色々な周波数を入力してもスペアナとしては一定のレベルを表示するので入力部の問題ではなさそうです。TG部のカバーを開けて皆さんご指摘のセラミック基板の両端のはんだクラックをテスターで調べましたが0オームでした(筐体が冷えてる状態で)。通電状態でTGカバーを外すとTG波形がメチャクチャに乱れ調べ様がありません。何かヒントがありましたらご教授下さい。
それと、マザーボード上のバックアップ電池のコネクタの位置は電源ユニットを外すと分かると何方かが投稿されていますがわかりませんでした。具体的にどの位置か教えて頂けると助かります。
礼儀をわきまえず長文で申し訳ありません。

投稿: 五十嵐 | 2024/09/22 18:43

五十嵐さん、こんばんは。
ご覧いただき、ありがとうございます。

ご質問に回答します。
①TG出力が不安定
残念ながら私自身は経験していません。文面からすると接触不良ではないでしょうか。
出力部にアッテネーターがあり、リレーで切り替えています。機械的な部分だとするとこの辺りではないでしょうか。スペアナ部でレベルを追いかけることで、切り分けが出来るのではないでしょうか。
(本記事の最後に回路図の一部を追記しました)
②バックアップ電池
マザーボード部にあります。上部の2枚ぐらいの基板をスロットから外すと見えると思います。

30年越えの老体の機械です。うまく治ると良いですね。

投稿: JK1LSE | 2024/09/24 21:53

Pocky様

早速にご返事を頂き恐縮です。回路図を添付頂き有難う御座います、TG出力部の4段のATTリレーを色々切り替えて再現するか様子を確認してみます。バックアップ電池の件了解しました。先日マザーボードから基板3枚を外して眺めてみたのですがわかりませんでした。確認不足だったようですので再度よく確認いたします。私にとって唯一のスペアナなので何とか復活させて大切に活用したいと思います。ご丁寧な情報提供有難う御座いました。

投稿: 五十嵐 | 2024/09/24 22:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: R3361電源故障のお問い合わせ:

« IFTの自作2 | トップページ | IFTの自作3 »