IFTの自作
AVR(直流安定化電源)の最終調整も終わっていないのだが、中々やる気が起きない。
前々からやってみたいと思っていた、真空管用IFTを作ってみることにした。
ウェブを見ているとTRIOのT-11やT-21といったIFTの技術説明書(取り説)などが、結構見つかる。それらも参考に基礎実験を行ってみた。
ドラムコアに巻いたインダクター330uHに330pFを並列に接続し間隔を空けて2個配置する。455KHzを狙うならば370pF付近となりトリマコンデンサーと併用することになる。M結合を期待して間隔を調整する。臨界結合ちょっと疎結合の状態である。
50オームのTG+スペアナで観測する都合上、2Tのリンクを巻いている。出力側は50オーム。受け側はFETのハイインピーダンスプローブ(といっても100Kオームで受けているが)となっている。
3dBダウンの帯域で12.3KHz x2。あまり選択度がよくない。コイルそのもののQをあげる努力が必要なのだろうか。この当たりを今後詰めてみたいと思う。
このときの、コイル位置関係はこのくらいである。スペアナを見ていると面白いようにこの当たりが調整できる。スペアナとはすごい機械である。
ハニカム巻きの巻き線機が必要かもしれない。ドラムコアの温度特性も気になるところだ。他の方の例では、1mHのドラムコアで挑戦されている例もあった。330uHはたまたま手持ちにあったので、最適値はどの辺だろうか。以降、ボチボチとやってみたい。(つづく)
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