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2010/05/09

スペアナR3361Aの周波数安定度

ミキサーダイオードの修理が完了したところで、前々から気になっていたスペアナの周波数安定度を確認してみた。
RBW=1MHzとかの広帯域で測定している分には問題ないが、SSBのフィルター帯域とか、送信機のIMDなど分離が必要な測定になると問題になる。

どうも、スペアナ側(TG側ではない)の周波数がふらついているようだ。その様子を観測してみた。
Dscf0298
この画像は、TGからの出力をゼロスパンで見たところである。トラッキングエラーもあるが、波形(時間変化とともに)が波打つのは、内部のOSCの周波数が変動しているためだ。

ちなみに、RBW=1KHzまで広げると、周波数変化が帯域内で納まって、本来のTGの出力レベル-10dBmに近づく。
Dscf0295
RBW=1MHzにすれば、周波数変動は見えなくなる。

今度は、スペアナ側とTG側の周波数安定度の切り分けを行った。
スペアナの入力にHP8656Bから入れてみた。これもジャンク品であるから動作の保障はないが、TGの場合と同様の波形が観測された。スペアナのOSCが怪しいと踏んでいる。
Dscf0296

手元にあるのは、取り説に記載があったブロック図のみ。どなたか、この辺りの原因、チェックすべき場所など、情報をいただけると助かります。


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