« さくら | トップページ | スペアナR3361Aが壊れた(その2) »

スペアナR3361Aが壊れた

今度は本当に壊れた。
いつもと症状が違う。
TGから同軸で直結してみても、2.6GHz付近でも40dBは落ち込んでいる。入力かTG出力の切り分けを行うと、入力側とわかった。
Dscf0248

例によって、入力側Topを開けてみた。(ピンボケでした)
Dscf0271
ここれは、入力の1stミキサーのダイオード部分である。
入力部の全体は、
Dscf0272
調べるとミキサーダイオードの片側がいつもと同じ、半田にクラックが入っていて、導通したり離れたりしていた。温度をかけるとつながるし、冷却すると導通しなくなる。正に、クラックだ!、しめた!と思った。半田ごてを当てれば治るはず。
しかし、今回はそうは行かなかった。念のため、3端子とも半田を盛りなおした。
電源ON!
ムッムッ!!!
信号が出てこない。-50dBmくらいのノイズが見えるばかり。。。。
半田を当てたことで、ダイオード素子自体を壊してしまった。気が動転して、そのときの画像はありません。
ショットキーダイオードだと思うが、テスターを当てて壊すといけないと思い、ダイオードの接続を調べていなかった。
とりあえず手持ちのダイオードでMA700(松下)、リードタイプだが小型ガラスパッケージを適当につないで、Mix出力が出るように接続を調べてみた。
写真右側はグランドになっていた。しかし、100オームの抵抗があるように、アース側でも何か回路を形成しているようだ。回路図もないし、回路の知識もない。
接続方法は、シリアル接続(両グランドがアノードおよびカソード、ホット側(共通側)はカソードとアノードが接続)で変換ゲイン得られるようだ。
Dscf0273
この写真は、再キャリブレーションを行う前なので、以前と比較すると低域でも5dBほど利得が低下している。
Dscf0274
キャリブレーション後は、キャリブレーションを行う30MHz付近で-10dBmにゲインが補正されている。
せいぜい、500MHzくらいならば使えそうだが、MA700では、ここまでが限界だ。

|

« さくら | トップページ | スペアナR3361Aが壊れた(その2) »

測定器 R3361A」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、神戸在住のヨシザワ(善沢)といいます。私も同じスペアナでTGが低いほうレベルがた落ちになり最近修理しました。TG部のセラミック板に乗った回路(フィルター?)と他の接合部の半田クラックでした。結構半田クラックって起こるみたいですね。
趣味としてはラジオ関係とは別にアンプ作りや録音、そして木工もやっています。主に小さなパイプオルガンですが、現在忙しくて小休止。
大分重なってるところが多いようですね。今後とも宜しくです。ところでどちらにお住まいでしょうか。メールいただければ画像もお送りします。ではまた。

投稿: ヨシザワ | 2010/04/20 20:35

はじめまして。仙波と申します。測定器掲示板から飛んできました。
わが家にもATTが1個壊れて-30dBm以下にレベルを絞れなくなった8656Bと、TG直結時に低域で大幅にレベル低下するR3361Bが転がっています。私のR3361Bの故障は入力側ではなく善沢さんと同様TG側です。チップコンの割れが原因だろうとにらんでいましたが、半田クラックによる可能性が大きそうと分かり、大変参考になりました。

投稿: センバ | 2010/05/09 15:49

センバさん
はじめまして。センバさんのHPは時々のぞかせていただいておりました。色々とご活躍のようで、すごいなあと感心しておりました。
HPのHP8656BのATTはよく故障するようです。半田クラックやリレーの不良があるようですが、シールドされていて手が出しにくいです。私の別の記事にあるように、ダメもとで開けてみると何とかなるかも知れません。ATTは2個あって切り替え兼ATT、フロント側のATTとあります。どちらが悪いのか切り分ければすぐに分かると思います。
R3361はかなりの方が、フィルター部の半田クラックが生じているようです。20年前のものとはいて、共通不良となると設計の問題のようにも思えます。半田付けの信頼性が機器の信頼性の大部分を占めてますよね。
これからも、よろしくお願いいたします。

投稿: pocky | 2010/05/09 17:00

pockyさん、こんばんは。私、さきほど測定器掲示板の新しい方の書き込みにあったリンク先だけを見て上記のコメントを書いたのですが、あとから私の以前の書き込みについての返信もいただいていたことに気づきました。pockyさんのR3361は入力部もTGも両方クラックがあったのですね。

周波数安定度の件ですが、試しに外部レファレンス端子から8656Bで10MHzを入れてみてはどうでしょうか。たぶんこの基準周波数からすべての信号をシンセサイズしているはずなので。修理で悩むよりも外部レファレンスとしてTCXOとか、あるいはeBayやヤフオクで入手できるルビジウム発振器を利用してしまうのも簡便な方法かもしれません。

8656Bのアッテネータは、テストコマンドを打ち込んでAかBかの切り分けまではした記憶があります。

それにしても、タケダのプッシュボタンのゴムの硬化、R3361の半田クラックというのはずいぶんと事例が多いのですね。あとアドバンテストの90年代前半頃の機器の電源の平滑コンデンサの液漏れというのもよく聞きます。8656Bのアッテネータ故障については、メーカーが保証しているATT動作回数の上限があるし、HPの古い(30年選手級)機器の回転機構のプラスチックの脆化に至っては、それこそ機械の寿命というほかなさそうです。それでもなんとかあきらめずに修理して使おうというのがアマチュアの良さですね。

シグマリオンのヒンジ破損はもっと短期間で頻発していたので論外と思います。私も2台続けて破損してしまい、最後は修理も面倒で燃えないゴミとして捨ててしまいました。

投稿: センバ | 2010/05/09 22:56

センバさん
こんばんは。
R3361Aの周波数安定度の件は、基準発信器よりもPLLのロック周りではないかと想定しています。
測定器の掲示板で以前の書き込みにあったように記憶していますが、何方かがスペアナを修理するためにスペアナがいるとおっしゃっていた状態になっています。(ちゃんとしたスペアナがあるんだったら、それを使う!)

HP8656Bについてはホームページに記録を残していますので、よろしければご覧ください。
http://pocky00717.web.fc2.com/jisaku/HP8656B/HP8656B_page0.htm

シグマリオンの件は、本当に設計不良です。当時色々なサイトに同じ症状の方がいたようです。
あまり治すつもりはなかったのですが、分解ができたので、つい貧乏性なこともあり、治してしまいました。
このサイズのPDAは使いやすいですね。iPhoneも使っているのですが中々いいですが、やっぱりキーボード付も使いやすいです。今ならばAndroidなんでしょうが。
また、何かとよろしくお願いいたします。

投稿: pocky | 2010/05/11 23:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60805/48046222

この記事へのトラックバック一覧です: スペアナR3361Aが壊れた:

« さくら | トップページ | スペアナR3361Aが壊れた(その2) »